みなさんこんにちは!久方ぶりの久方ぶりに更新です。
最近製パンと製菓と言う、本業の絵画とコーヒーとは別の部分が忙しくなかなか書けないでおります。
さて、今回は只今目下の所試行錯誤中。実働をお待ちの方も多いと思われます。
「松之山♨水入り米粉パンの長期湯治豚サンド、まんまの味(み)あじ」のパン作りのお話です。
何せ亜土梨絵の調理設備は火口が2つと家庭用の小さいコンベクションオーブンしかないという好条件。付け加えますと20年選手のオーブンは排風式で内部の加湿はとっても困難。
ですがそこはそこ。 修業中、一番元気つけられた言葉、
・中途半端だと愚痴がでる。 ・いい加減だと言い訳がでる。 ・一生懸命だと知恵がでる。
という武田信玄の言葉を思い出しつつ、形は変われど味わいはそのままを目指して日夜奮闘中。
では中間報告です。
ちょっと変化球ですが、本職の方は突っ込まないでください。
低温長期発酵後です。先ず分割。この工程は記事の温度が低いので超らくちん!

型の倍に伸して・・・上の粉は整形時に使います。

半分にたたむ。

軽くつぶして、手の平のチョップをあてる部分に粉をつけて縦にして、サイドからのモンゴリアンチョップ。 表面を張らせ型詰め。

袋をかぶせてお湯の上に。嗚呼ホイロが欲しい。 冬季、亜土梨絵の店内の湿度調整用にお湯は常に極弱火で沸かしております。 乾燥→油彩画はひび割れる 高湿度→水彩の紙が歪む。 絵の管理は大変なのです。夏場にパスタは出来なくなった理由はこれにてお察しください。

焼成。おじいちゃんオーブンはクセが強いので場所をとっかえひっかえしながら均一に焼き色をつけます。正直やっとこすっとこです。

焼き上がり、減水率20%。イメージ的に少しずっしり感を出しています。

現状はこんな感じです。正直ちょっと前までは草履バゲット製造マシーンで狂った様に平たいパンを製造していましたが、生地をフレゼするようにしたらとってもよく上がるようになりました◎ やっぱり手捏ね生地は体力勝負なんですね! アベレージでこんな感じ。後は2次の発酵具合だけかな?

まるでバゲットみたいですね (^^) でもこの形だと一辺に3人分しか焼けません。おっきく作ってスライスでもいいのですが、あなたの為に小さ目に焼いた一人分のバゲット丸ごと一本でお作りしたいのは、王に献上するために進化したフランス料理経験者の性です。
とまあいろいろ試行中。匍匐ですが前進はしております。

ジャンボン・ド・パリならぬジャンボン・ド・松之山♨もできました! ちょうど”しんたま”のブロックが売っていたので。 無添加でも驚きの発色!火入れは豚足と野菜のブイヨン内で!
やっこくて味わいあって豚肉の香りがしっかりしててうんまいよーん。 やっこいお肉の選別法もそのうち書きたいとおもいますが、早急に知りたい方はお尋ねください。
でもこっちはふつうにバターとマスタードの方がおいしいみたい。 これくらいは選べるようにしようかな?
買ってきたバゲットでの提供は始まっておりますがなんにせよ生産性が悪いので、必要な場合はお問い合わせください。

ではでは。
そして明日はラポートにてヴァレンタインさるなしスイーツの日!!